退屈な音読の宿題が100倍楽しくなる5つの作戦

退屈な音読の宿題が読書嫌いな子供を作る!?

小学校に入ると必ず学校から出される宿題。

それが国語の教科書の音読!

僕ら大人もかつて経験したあの音読の宿題。

それは長い時を経て僕らの子供の世代になっても定番の宿題として受け継がれている。

もちろん我が家の小1の双子達も例に漏れず音読の宿題をこなす毎日だ。

なぜ国語の教科書の音読はいつの時代も定番の宿題であり続けるのか。

理由は簡単。

音読にはいろんな効果があるからだ。

  1. 黙読よりも音読した方が記憶力が高まる
  2. 目で見たものを口に出す訓練をすることで情報処理能力が高まる
  3. 将来的に『速読』に繋がり、学習効果や効率を高める
  4. 自分の考えを口に出すこと(表現力)に繋げる
  5. 異性にモテるようになる(嘘)

たしかに子供の音読の宿題に付き合っていると日々はっきりした進歩が見られる。

「おー、スラスラ読めるようになったじゃん!」

「うん。句点や句読点での文の切り方が上手くなった!」

「滑舌良くなった!?」

 

ただ、この音読の宿題の最大の難点はコレ!

「圧倒的につまらない(単調)…」

筆者の方には大変申し訳ないけれど、国語の教科書に入っているようなお話はたいして面白くない。

しかも音読の宿題では「何回も教科書の同じ話を読むこと」が課される。

結果的に宿題はつまらないものとなる。

もちろん学校の先生もそんな現状を指をくわえてただ見ているわけではない。

息子のクラスでも娘のクラスでもこんなカードを作って毎日シールを貼ることでモチベーションを上げようとしてくれてはいる。

こういったリストは「書くために必ずやらなければならない」というやや後ろ向きな動機には繋がっているように見えるけれど、モチベーションを高める効果としてはいまいち。

実際うちの子達も算数のプリントの宿題に比べて国語の教科書の音読の宿題は後回しにしがちだ。

さらに「お父さんやお母さんに聞いてもらい、感想をもらう」というオプションもついた宿題だというのが大変なところ。

まとめると、国語の教科書の音読の宿題は、子も親も退屈な話を延々と読んだり聞かされたりしないといけない拷問のような宿題なのだ。

 

「音読はたしかにいろいろな能力を高める効果はあるのかもしれないけど、子供を読書嫌いにさせてしまっているのでは…」と思うことすらある。

そこで、退屈な音読の宿題に彩りを加えるために、我が家で実際やってみた『作戦』をいくつか紹介する。

 

【作戦①】「今度はどんなふうに読んでみる?」と聞いてみる

教科書の音読がつまらない最大の理由は「変化がないこと」

だから「今度はどんなふうに読んでみる?」と子供たちに聞いてみることにした。

もちろん最初から上手くはいくわけはなく、子供達は「何言ってんだ?コイツ?」的な反応を返してくる。

だから最初は「じゃあ、今までで一番早く読んでみてよ」とか「おじいさんの気落ちになって読んでみてよ(おむすびころりん)」「お母さんの真似しながら読んでみてよ」なんて感じのヒントを与えてみた。

そんなことをしばらく繰り返してみると、すぐに子供の方から面白がって「じゃあ、今度は●●なふうに読んでみる!」と前向きな言葉が出てくるようになる。

そして、単調だった音読に変化が生まれ、親も楽しめるようになる。

ちなみに僕が一番笑ったのは娘が「先生の真似して読んでみる!」と担任の先生の立ち方や話し方を真似して読んだ時だ。

あまりに似てなくて夫婦で笑ってしまった。

【作戦②】子供と交互に読んでみる

2つ目はオーソドックスな方法だけれど、もしかしたらお父さんとお母さんは身につまされる部分かもしれない。

音読の宿題がつまらない理由には「親が楽しそうに聞いていないから」ということもある。

妻は家事をしながら、僕にいたってはスマホをいじりながら聞くこともたびたび。

実際我が家でもこんなやりとりがありました。

僕「音読の宿題は?」

息子「やるよー」

僕「聞いててやるから早く読みなさい」

息子「だって聞いてないじゃん」

僕「聞いてるよ」

息子「聞いてないじゃん!」

この時僕はPCで価格.comを見ていた。

実際耳は音読に向けていても、きちんと子供がわかるように『聞く姿勢』を見せてあげないとダメなのだ。

そこですごく簡単な方法なのだけれど、教科書の文を一文一文交互に読んでみることにした(全部自分で読むという宿題の趣旨から外れるが、そこは一旦無視)。

親も主体的に宿題に関わってあげると言うまでもなく子供は喜ぶ。

「すごいなー。お父さんより上手に読めたじゃん!」なんて言ってあげれば大喜びだ。

【作戦③】成長を褒める

前にも書いたように、教科書の音読がつまらない最大の理由は「変化がないこと」だ。

ただ実際聞いていると成長という意味での変化は確実にある。

読んでいる本人が気づいていないだけだ。

だから読むたびに、前に読んだ時より成長したことを1つ1つ見つけて褒めてあげると良い。

これは特に学校で習ったばかりのお話を読むときに効果的だ。最初はやっぱりなかなか上手く読めないので。

【作戦④】演出して「今日イチ」を求める

この方法では「教科書を読みなさい」とは一切言わない。

むしろなかなか読ませないのがコツだ。

例えばこんな感じ。

僕「まだ読んじゃダメだぞー」

子供「えー」

僕「ちょっと待って。お父さんも準備するから(とおもむろに目を閉じて正座する)」

子供「なにそれー(笑)?」

僕「…」

子供「まだー?」

僕「…」

子供「ねーえー!」

僕「(カッと目を見開き)よし!準備ができた。じゃあお父さんすごく集中して聞いてるから、今日読んだ中でいっちばん上手に読めるように頑張ってみ」

こんな演出をしてあげると、子供の中にも若干の緊張感と変化が生まれる。

実際読んでみた結果たとえ『今日イチ』じゃなかったとしても決して粗探しはしない方が良い。「すごいじゃん。今日読んだ中で一番上手だったよ」と是非言ってあげる。

【作戦⑤】競争させる

最後は双子がいる我が家ならではの作戦かもしれない。

「どっちが早く読めるか競争しよう」「どっちが止まらずに読めるか競争しよう」「どっちが大きな声で読めるか競争しよう」

こんな声かけをしてあげるだけで子供達はメラメラと燃える。

もちろん世の中のほとんどのご家庭は双子じゃないはずなので、お父さんやお母さんとの競争でも良いだろう。その時は子供のやる気を削がないように適度に負けつつ、舐められないように適度に勝ってあげてほしい。

読書は子供に世界の広がりを見せるもの

僕自身子供の頃に音読の宿題をした記憶はうっすらとしかないけれど、本は大好きでしたし、今でも好きだ。

誰の言葉化は忘れたが、「読書は一度しかない人生を何百通りにも生きる方法」というような話を聞いたことがある。

子供達は僕たち親よりもずっとずっと長生きはする。

けれど、僕ら親にとっても彼ら子供にとっても人生は一度きりだ。

その中でできる自分というフィルターを実際に通してできる経験、出会える人、行ける場所も限られている。

子供には読書を通して世界の広がりや深さ、そして素晴らしさや美しさをたくさん感じて欲しい。

 

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