表皮母斑の診察と治療、そしてその記録

2017年7月28日に我が家に第3子がやってきた。

第3子は3,000gオーバーの元気な男の子として生まれたけれど、少しだけ気になることがあった。

それは左眉の真横にあった小さな発疹だ。

生まれて初めて我が子を見た時から若干気にはなっていたけれど、その時は「まあ、生まれてくる時にいろんな所にぶつかったり、時には押されたりしながら出てくるだろうからそのうち消えるだろう」くらいに思っていた。

ミミズ腫れの一種くらいに感じていたのだ。

ところが、その発疹は生後3日程度経っても全く変化がなかった。

そこで、妻と看護師さんに相談してみたところ「一度皮膚科の外来を受けられるように予約をしておきますね」と早速手配をしてくれたので、生まれたばかりの我が子を連れて皮膚科に診察を受けに行ってみた。

初診(2017年7月31日)

初診でされたことは発疹の大きさを測ることと写真を撮ることだけだった。

医師曰く「まだ生まれたばかりなのでなんとも言えません。半年くらい経ってからまた来てください」とのことだった。

「ただ、見たところ可能性があるとしたら『ヒョウヒボハン』かな」と言われ、我々夫婦は「『ヒョウヒボハン』?何それ?」というクエスチョンを頭に浮かべながら、医師から皮膚関連の疾患の写真集みたいなものを見せてもらった。

写真の中には広範囲の発疹や変色した発疹も多くあり、左眉に肌色の小さな発疹があるだけの我が子と同じ種類のものだとはとても思えなかった。

「これからこんな風になっちゃう可能性もあるんですか?」と僕が訊くと、医師は「成長するに従って大きくなることはある」と返答した。そして、「でもまだもう少し様子を見てみないとわからないですけど」と付け加えた。

 

診察後、僕と妻は「とりあえず変な病気じゃなくて良かったね」と話した。なんだったら変な病気なのか、そのラインは微妙なところだけれど、とりあえず命に関わるような病気ではなくてかった。

でも、生まれたばかりの赤ちゃんが聞いたこともない病気にかかっているかもしれないというのは少なからずショックだった。

病室に戻って、僕は早速『ヒョウヒボハン』についてググってみた。

すると、『表皮母斑』という言葉に出会った。

『表皮母斑』って何?(症状・診断・検査・治療方法)

生まれつき、または乳児期に気づく表皮部分のあざで、さまざまな部位に白からピンク色の小さな硬いいぼ状の結節(塊)が少し集まっています。時に皮膚の一定方向(ブラシュコ線)に沿って線状に分布することがあり(列序性)、また時にかゆみや湿疹のような変化を伴う(苔癬様(たいせんよう))こともあります

出典:gooヘルスケア

なるほど。症状としてはバッチリ当てはまる気がする。

医師には「まだ確定ではない」と言われ、半年後の再診を勧められたが、その時にはどんな診断をするのか。

特徴的な皮疹(ひしん)で診断は容易です。確定診断は、皮膚をほんの少し切り取って病理組織検査を行えばつきます。ただ体の片側にわりと広く分布していると、その側の成長障害、骨変化、脳腫瘍(のうしゅよう)を伴う表皮母斑症候群である場合があります。その時は内臓病変への対応も必要な場合がありますが、頻度はまれです。

出典:gooヘルスケア

「ほんの少し切り取る…」

本当にほんの少しだったとしても、やはり我が子の皮膚(しかも赤ちゃんのあの柔肌!)を切り取ると言われると、親としてはさすがに気持ちが萎える。

でも、赤ちゃんには申し訳ないけれど、半年後にする検査というのはおそらくこの病理組織検査だろう。

「成長障害」だとか「骨変化」、「脳腫瘍」などという恐ろしい言葉も書いてあるが、「頻度はまれ」とのことだし、その可能性は広く分布してる場合に限られるようなので、重篤な疾患に繋がるという点についてはひとまず安心して良さそうだろう。

では、仮に表皮母斑だと確定されたとして、どんな治療があるのか。

気にならなければそのまま経過をみてよいのですが、自然に消えることは期待できません。
整容面(見た目)の問題がほとんどなので、治療法としては外科的治療が一般的です。メスで切除するか、比較的浅い部分の変化なので、皮膚をグラインダーで削る剥削術(はくさくじゅつ)や、最近では炭酸ガスレーザーを用いて削る方法もあります。面皰母斑は若干分布が深いので、メスによる切除が優先されます。いずれも多少の瘢痕(はんこん)(傷跡)が残る可能性があるので、担当医とよく相談してください。

出典:gooヘルスケア

「自然に消えることは期待できません」というショッキングな言葉が…。

でも、外科的手術で除去はできるようだ。

妻とは「まあ、男の子だし、多少の傷が残ったとしてもいいんじゃない」ということであまり深くは考えないことにした。

 

この表皮母斑の患者は1,000人に1人と結構稀なようだ。

きっと我が家のように生まれたばかりの赤ちゃんに同じような症状が見られ、ショックを受けている方もいるのではないかと思う。

そういう方に向けて今後も診断や治療の記録を随時発信していきたいと思う。

 

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